eスポーツを常に追っているeSportsライターのchoco( @chocolatefox_ )です。
Fortnite(フォートナイト)がめちゃくちゃ流行ってますね。海外の有名配信者であるNinjaが自身が開くイベントを開催し、大勢の観客を集めたことがそれを物語ってます。
一方、日本に目を向けてみるとこんなツイートが。
SengokuGaming Fortnite部門 メンバー募集。
スクアッド、100試合以上して、K/D4以上
・お名前
・生年月日
・自己アピール
・プレイ動画等
詳細は公式ツイッター,又は@Rylax0710までDMにご連絡ください— 【公式】Sengoku Gaming (@Sengoku_Gaming) 2018年5月7日
個人的に注目しているゲーミングチームの一つのSengoku Gaming。ビックな飲料メーカー「コカ・コーラ」や帽子メーカー「New ERA(ニューエラ)」からもスポンサーを受けていて、ビックなチームです。そのSengoku GamingがFortnite部門のメンバーをTwitterで募集しているツイートです。
なんの変哲もないツイートですが、私個人的には「またか。はぁ。」と落胆せざる負えません。
なぜなら「日本eスポーツの最前線を走っているチームでも、まだツイッターで選手募集をしている」からです。
選手獲得を公募する現状に不満
チーム側が選手募集していること自体が残念なわけではありません。
欲しいと思う選手がいない・見つけられない状態が現状にあるということが残念でなりません。だから、チーム側からツイッターで選手募集をしなければならない。
裏方のお仕事の募集ではなく、花形である選手の募集をしているのです。
本来であれば、「この選手が欲しい」と選手個人に連絡を取り、獲得していくのが普通です。
数々の大会に出場していて、プレイ技術と戦略性などを評価して、その選手を指名して獲得する。
それはどのスポーツ業界でも同じでしょう。
読売巨人軍がわざわざツイッターで募集しますか?ガンバ大阪が選手を募集しますか?
そりゃ、選手層をあつくする目的でトライアウトする場合もあるでしょう。
ただ、今回の募集はトライアウトするわけでもなく、ただただ選手を募集しているわけです。選手補強というよりは、新部門立ち上げによる選手獲得が目的のはず。
それなのに、チームから選手個人に連絡がいかず、公募している。その現状に不満があるわけです。
日本はなぜこういった現状なのか
それはひとえに「探す場所がない」ということに尽きるのではないでしょうか。
考えてみてください。あなたが仮にチームを運営する立場だったとします。そこで選手を獲得する際に、何を参考にしますか?どうやって探しますか?
さすがに仲間内だけで探すのは難しいでしょう。スポンサーがついている以上「みんなでワイワイ」チームを作るわけにもいきません。
では、どうするか。
「・・・・・・・。」
そう、なんです。ここがないんです。探す場所がそもそも無い。「コミュニティを育てよう」とか「人口を増やそう」というのはいいんですが、選手を獲得するための場所が存在しない。
これが現在の日本のおおきな欠点なのではないでしょうか。
日本eスポーツとして発展させていくには、このあたりの改善が必要なのではないでしょうか。
具体的な改善策は?
「そうはいっても具体的な改善策とかあるの?」
あります。具体的には、「コミュニティ」としてと「選手個人」の2つの観点から改善できると考えます。
コミュニティとしての改善策
コミュニティとしては、やはり大会が必要なのではないかと思うのです。
なかには活発にそして定期的にコミュニティ大会が開かれているタイトルもあります。
ハースストーンのコミュニティは活発で対戦だけではなく、コーチングなども行っており非常に理想的なコミュニティの1つです。
こういったコミュニティとして草の根的な活動を行っているタイトルもありますが、ほとんどのタイトルではこういった動きがありません。あるのかもしれませんが、広報活動はあまり行っておらず、非常にクローズドなコミュニティだったりします。
このハースストーンのコミュニティ2WBLにならって、他のタイトルでもこういった活動が今より活発に行われるようなれば、プロゲーミングチームからもウォッチしてもらえるようになります。そうなればいずれ、そのコミュニティの中から選手として活躍する人が出てくるでしょう。
選手個人としての改善策
選手個人としての改善策といえば、もっと自分の実力をアピールすることです。
オーソドックス方法、大会に出場して優勝
誰もが考えることだと思いますが、一番オーソドックスな方法としては「大会に出場して良い成績を収めること」ですね。規模が大きな大会で優勝すれば、自然とプロゲーミングチームの目に留まることでしょう。
ただ、問題があり「そもそも大会が無かったり」、「大会が少なかったり」します。
大会がひらかれてなければ実力を見せることができずに終わってしまいます。それは非常にもったいないですよね。
他の人に大会を開いてもらうという考え自体が間違っているのかもしれません。だれかが大会を主催するのを待っているだけでは、いつになるかわかりません。
なので、自分自身で大会を開いてみてもいいでしょう。はじめは仲のいい友達同士で初めて、そこからコミュニティの輪を広げていき、トーナメント形式にして大会を開く。
自分自身で切り開く方法を地道にコツコツと行っていくほうが健全ですね。
俺のうまいプレイを見てくれ!Youtube動画
自分自身でできることを考えたら思いつくのがこのYoutubeに動画をアップすることでしょう。
普段、ゲームをするときに録画しておいて、動画を編集してアップする。
継続的におこなっていくことが必須ですが、着実に認知されます。本気でYoutube動画をアップする気がある人は、プロ御用達の動画編集ソフト「Adobe」を使うのがオススメです。
無料の動画編集ソフトと違い、直感的に編集することができて、さらに時間短縮になります。私も初めは無料のAviUltを使っていましたが、直感的に操作することができ無いし、さまざまなプラグインをいれたりする必要があるため編集する前に相当な時間を消費してしまいます。
Adobeソフトは有料ではありますが、学生なら格安で買うことができます。海外の有名な配信者の動画を編集しているソフトと同じなので、同じクオリティで動画を出すことが可能。
また、映画でもこのソフトを使っている映像制作会社がほとんどなので、映画のような臨場感も演出することができます。時間を浪費せず、たくさんのYoutube動画をアップするためには必須ですね。
Twitter運用
あなたをよく知ってもらうためには、Twitterの運用術は欠かせないでしょう。
[listbox]- プロフィールの書き方
- ツイートの内容のバランス
- ターゲットに沿ったツイートの検証
- 単日ツイート数
- 予約投稿を利用した効率的な運用
などなど
[/listbox]いろいろな運用術があるので、調べてみてください。
選手としての運用で大切なのは、「だれに」「なにを」「どのように」伝えるかが必要です。フォロワー数がすくない時は、「ためになる」ツイートをしていきましょう!
あとがき
いかがだったでしょうか。最前線を走っているゲーミングチームの選手公募のツイートから「選手を探す場所がない」という問題にぶちあたり、コミュニティとしての改善策と選手個人としての改善策をご紹介しました。
現在、日本のeスポーツが盛り上がるためにはさまざまな取り組みがされてますが、コミュニティや選手の力というのは欠かせないものです。
選手あってのeスポーツですから。
あなたも、より楽しくゲームをするために、自分ができることをコツコツと取り組んでいきましょう。
以上、チョコでした。