風景写真を撮る練習になった大谷町、1日しかない休日の前の日にこんな会話から大谷町との出会いがはじまった。


んー、高速使っていけば栃木くらいまで行けるんじゃない?かな。

栃木って何があるの?
栃木の観光スポットをしらべてみるとイチバンに出てくるのが、『大谷資料館』

資料館ってなんだかつまらなそう。
けど、グーグルの口コミによると評価は4.4と意外と高評価である。どんな資料館なのか少しWebサイトを見てみると、なんだかすごそうだった。
ついでに周辺の観光スポットも見てみると密集している場所に色々あるみたいだ。
ということで、今回は宇都宮市大谷の観光スポット巡りをすることにした。
- 大谷資料館
- 大谷寺
- 平和観音
休みの日に雨が降りそうだったけど、天候が悪くても大谷資料館と大谷寺は観光できそうだったので、ここに決めました。
大谷ってどんなところ?
凝灰岩(凝灰岩)は、火山灰や火山砂などの火山噴出物が凝結してできた岩石。
建築や土木の資材として使われているこの凝灰岩がが広く取れる世界的にも珍しい場所が、宇都宮市にある大谷である。
その凝灰岩を採掘していた場所を資料館として残していていたり、町中に石材屋が立ち並ぶそんな街。
大谷資料館

大谷資料館前の広場
鹿沼ICを降りてクルマで20分くらいの距離に大谷資料館はある。
資料館に向かう途中に石材店がたくさん立ち並んでいた。大谷は石の町なのだ。
上の写真は大谷資料館前に広がる石壁。どれも削り取られて資料館のまわりを取り囲んでいる。

入口から幻想的な光景が広がる
中に入ると、気温の変化に驚いた。涼しいを通り越して寒いと感じさせるほど資料館の中は冷えている。

採掘作業の道具
採掘していた時の機械が時代の流れを感じさせてくれる。
中へ進むと幻想的なライトアップされた場所がいくつかあった。何やら映画やドラマの撮影で良く使われるらしい。

雰囲気の良いライトアップ
メイン通路を横切り階段を上がると、写真が飾ってある。新車の写真撮影やパーティがここで行われるらしい。
日本企業だけではなく、BMWやベンツなど世界各地からここに訪れてクルマの撮影をする。
幻想的な採掘場、まるでエジプトの遺跡のような空間だった。

岩の間から漏れ出す光

石の柱を残しつつ掘られた採掘場

ビルの3階くらいの高さ
撮影スポットが多くあり凝った撮影をするのに適しているといえる。
資料館を抜けると展示室があり、そこに当時の様子や使われていた道具などが展示してあった。

凝灰岩の彫刻

当時の採掘風景写真

当時使用していた採掘道具
資料館の外にはおしゃれなカフェ『ROCKSIDE MARKET cafe』がある。
軽食やコーヒーが置いてあり疲れた体を休めるスペースになっている。とちおとめを使ったイチゴのフラペチーノがおいしかった。

おしゃれなバーカウンター

おき物もおしゃれ
備考
入館料 | 800円 |
場所 | 栃木県宇都宮市大谷町909 |
イチゴフラッペ | 450 |
滞在時間 | 50分程度 |
大谷寺(おおやじ)
大谷資料館から車で走ること1分。歩いて5分の場所に大谷寺がある。

大谷寺の門
大谷寺は凝灰岩に囲まれているお寺で、栃木県で華厳の滝に並んで2か所目の国の重要文化財に指定されている。
この凝灰岩の石壁は自然にできたものらしい。

自然にできた岩に囲まれた寺
お寺の中は深くまで続いているわけではなく、寺の中に入ると観音様がまつられている。
住職のナビゲート付きでお参りができる。しかし、お寺の中は写真を撮ることは残念ながらできない。
お寺を横にそれると、立派な庭園がありその中も入ることができる。
庭園や池の写真を思う存分撮ることができるのでバシバシ撮って練習するチャンス。

手入れが行き届いている庭園
よく手入れされたお庭なので、風景写真を綺麗に撮れる。

庭園に咲く華憐な花
朱色の橋もなかなか味がある。手前には松も生えていて『ザ・日本の庭園』らしい写真が期待できる。

立派な朱色の橋
備考
参拝料 | 400円 |
場所 | 栃木県宇都宮市大谷町1198 |
滞在時間 | 30分 |
平和観音公園
平和観音公園は、大谷寺から歩いて1分のところにある。

両脇に聳え立つ凝灰岩の門
そびえたつ石の門を潜り抜けると右手に27Mの観音様が立っている。

平和を祈る27mの観音像
平和観音の肩の位置まで階段で上がることもでき、さまざまな角度から撮影することが可能だ。
観音様が見つめる先にはこれまた大きな石が

まるくおおきい凝灰岩
よこに回ると割れていることがわかる。

実は割れている
周りもすべて凝灰岩でできている壁になっているので、景色を撮り放題!

公園を取り囲む石の壁
滞在時間は15分程度だったが、観音様をガッツリ撮ろうとするともっと時間がかかるだろう。

明日も平和を望む平和観音
おまけ
宇都宮と言ったら『餃子』!
みんみん
せっかく宇都宮まで行くのだから、餃子は食べておきたいですよね。
宇都宮餃子で一番有名な『みんみん』は大谷から帰るときに立ち寄れる場所にあるのでおすすめ。

宇都宮みんみん本店

メニューは焼き、揚げ、水餃子の3つ
羽生PA(パーキングエリア)
帰り高速道路のパーキングエリアに撮影スポットがある。
古都を彷彿とさせる外観の『羽生PA』。

古都を彷彿とさせるPA
この街並みもはやパーキングエリアだとは思えませんね。

青い空とパーキングエリア
決してプレハブっぽくなく、しっかりしているので近くによって撮影しても問題なし。
ここの名物でもある『お好みたい焼き』はおいしかったですよ!

羽生PA名物「お好みたい焼き」
最後に
撮影練習に大谷はいかがでしょうか。水族館や動物園とは違い『風景写真の練習』としては抜群に好条件がそろっている観光スポット。
被写体に動きがないぶん、時間を使って撮影できて気持ち的にラク。
平日を狙っていければ観光客があまりおらず、じっくり腰を据えて凝った写真を撮ることも可能だ。
歩いて行ける範囲に幻想的な資料館、キレイな庭園、巨大な観音像と撮影スポットが密集してるので、移動で無駄に時間を使うことなく効率的に撮影練習ができる。
一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
[relationId head=”関連記事” postid=”2079, 1967, 2032″ color=”green”]いじょう、チョコでした!
日帰りで行ける観光スポットってどこだろう。