なぜ韓国がeスポーツ業界最強なのか?|人生観編|日本選手は米国に学べ!

eスポーツ業界最強の国、「韓国」

これは世界中のどの国の人に聞いても同じ答えが返ってくるだろう。

choco1120
では、なぜ韓国がeスポーツ業界最強なのか

前回書いた記事では「国全体で盛り上がっているから最強」という答えを出したが、果たしてそれだけだろうか。

その疑問に韓国と米国のプレイヤーの人生観という視点から考えていく。

なぜ韓国はeスポーツ業界で最強なのか。

2017.02.10

練習量の違い

日本のトップを走るゲーミングチームの海外コーチと話した際に聞いたのが「練習量の違い」だ。

韓国、米国の練習量(時間)の違い
  • 米国:3,4時間
  • 韓国:12時間

長く練習すればよいというわけではないが、なぜ、韓国の選手こんなに長時間に渡り練習を続けられるのだろうか。その答えは、韓国の国家制度である「徴兵制度」が関係しているのではないかと思う。

韓国の徴兵制度、2年の兵役が義務

韓国では、19歳から約2年ほど軍隊に入らなければならないという「兵役法」がある。基本的には19歳に入隊することになるが、進学、その他活動などによりやむを得ない場合は30歳までに入隊しなければらない。

これはどんな人気アーティストでも例外ではない。

免除されるのは徴兵検査で身体的、精神的に兵役が不可能と判断された人のみである。その割合はごく少数の5パーセント未満だ。

以前は「兵役逃れ」をしていたケースが多発していた。不法兵役免除ブローカーと呼ばれる者に依頼し、膝の軟骨を除去したり脱臼させたり。ただ、昨今では北との緊張状態が高まっており、兵役に後ろ向きな発言をするだけで「愛国心がない」と言われてしまう。

また、兵役していないと就職もままならない国民性もある。

2年のブランクは引退を意味する

兵役は最短でも21か月でおよそ2年だ。プロゲーマーとしての2年はあまりにも長すぎる。

メタも変われば、そのゲームのシステムが変わる。もしかしたらプロとして活躍していたタイトルがなくなっていることもあるだろう。そうなればプロとして復帰することはかなり難しい。

つまり、兵役=引退 ということになる。

30歳までに兵役しなければならないので、1日でも早く活躍したいというのが韓国人選手の心にあるのだろう。

つまり、韓国人選手には時間がないのである。

 

米国人選手の場合

米国は自由の国である。もちろん徴兵制度などは存在しない。プレイヤーはみなリラックスしながらゲームを楽しんでいる。トッププレイヤーであってもだ。

何かに追い込まれているわけではない。練習をしていても配信をしていてもイキイキとプレイしている。また、米国人特有の効率主義的なところがある。

一日の内集中できる時間というのが決まっていて、一般人であれば一日2時間程度。集中力に優れているひとであっても3時間程度が限界だ。

 

この集中できる時間効率よく活用して練習することが米国では基本的な思想である。

何かに追い込まれているわけではない米国のプレイヤーはリラックスしながら取り組んでいる。

また、ゲームで食えなくても違う道があるしという感覚もある。

 

韓国と米国の違い

ここから韓国と米国で人生観はこのように違うのだろう。

  • 韓国:ゲームが人生そのもの
  • 米国:ゲームは人生の一部

このように国民性に違いがあり、それが練習時間の差にもなっているのだ。

日本は米国を学ぶべき

日本プレイヤーとしてはどちらの方が良いのか。

日本に兵役法は存在しない。時間に迫られているわけでもない。

個人的な意見ではあるが、練習量より質が大切だと思う。そのほうが精神衛生上よいし、余裕が生まれることで新しい発見もあると考えている。何よりそのほうが長く続く。

質を高めるために必要なこと

過去に書いた記事で集中力を上げるために集中力を上げる方法を紹介した。

eスポーツはスポーツだ|ゲームに必要な行動スタイルを確立【集中力UP】

2018.01.18

しかし、これは短期間に集中を高めていくに過ぎない。

もしプロとして生きていくならば、継続的に練習の質を上げていく必要がある。そのためには、下記の3つが必須になってくるだろう。

  • 運動(筋力アップトレーニング)
  • コーチ、アドバイザーへの積極的な姿勢
  • チームコミュニケーションの向上

運動(筋力アップトレーニング)でこんないいことが。

長く説明するのもアレなので、筋トレすると良いことを挙げておきます

筋トレ効果
  • ゲームに集中する時間が伸びる
  • 朝の目覚めが良い
  • 体の不調がなくなる
  • 誰にも負けねぇ精神力が付く
  • 反応速度が向上する

どれもプロゲーマーとして役に立つことばかりですね。筋トレは辛いものではない。辛くなってしまうのは、過度なトレーニングをした経験があるから。

はじめたばかりは、軽いトレーニングで全然いい。余裕が出てきてからステップアップするのが良いでしょう。継続は筋力アップなり。

コーチ、アドバイザーへの積極的な姿勢で、他の選手を追い抜け

某チームへの取材を敢行した際にも、外国人コーチが「日本人は非常にパッシブだ。それだけで成長が遅くなる」と語っていた。選手がコーチへアクティブに教えを請いに行くことを意識する。たったそれだけ成長が早くなるということ。

優秀なコーチがいるチームはできない事、改善していきたいことを自分からコーチ陣に教えてもらうようにしていくべきだ。コーチからの教えを待っている場合ではない。自分で自分を分析し、足りないところ、改善が必要な部分について積極的にコーチ陣にアドバイスをもらいに行くべきだ。

すると、知らぬ間に周りの選手を追い抜いていることだろう。

チームコミュニケーションの向上。感情的になりすぎない

試合に負けた、いいプレイができない。そんなことは当たり前だ。

最初からできていたら練習する必要はない。負けた、できなかった時にチームでどう話し合うのかが成功のカギ。ここで感情的に話し合っていてはいつまでたっても成長はできない。

ネガティブな時ほど、いかにチームで論理的に話し合うかが強いチームとそうでないチームを分けることになる。

暴言はもってのほかですよ。

関連記事:怒ってしまうのはしかたないが、言い方だけは気を付けよう

これら3つのことを継続的に行っていけば、いずれ大きな舞台に立ち、何千人もの前で注目を集めながらプレイすることができるでしょう。

あとがき

いかがでしょうか。

韓国と米国との練習量の違いからそれぞれの人生観の違いに触れ、日本でプロとして活躍するためにはどのようなことが必要なのかを語りました。

現在プロとして活躍している選手でも、米国では当たり前になっているこの3つの方法を取り入れている選手は極ごく稀です。なので今がチャンス。

新しく始めることに、今より早い時はない ですよ。

以上、チョコでした。

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