PUBGやフォートナイトなどのバトルロワイヤル系ゲームは本当に観戦しやすい?

バトルロワイヤル系ゲームが人気を博している。

H1Z1から始まったバトルロワイヤルゲームは、PUBGで爆発的人気が出てさらにフォートナイトでさらにその人気が上がっている。

これをeスポーツとしてトーナメントシーンとして、eスポーツチームが続々と参入を発表した。

人気ストリーマーとして活躍し始めているMythがチーム作りを始めていたり、CS:GOで有名なFaze Clanもフォートナイトでチームを作ったことが発表された。

ストリームだけでなくトーナメントシーンとして扱われて、観戦するタイトルが増えるのは非常にうれしいことだ。

ただ、1つだけ疑問がある。「バトルロワイヤル系ゲームは”観戦しにくいんじゃないか?”」ということだ。

観戦しやすいとは?

観戦しやすいかどうかをはかるモノサシは「アクセスビリティ」と「リーダビリティ」の2つある。

簡単に言うと、アクセスビリティは「予備知識が必要かどうか」で、リーダビリティは「画面上で何が起きているか簡単に判断できるかどうか」である。

先に書いた記事を引用するが、カードゲームは「カードの知識」や「システムの知識」など多くの予備知識が必要となるためアクセスビリティが低くなる。逆にストリートファイターVなどの格闘ゲームは1vs1の単純明快な殴り合いのため、予備知識をあまり必要としないのでアクセスビリティが高いと言える。

プレイしたことがないゲームタイトルを観戦しても楽しめるのか?イベントへ行って検証してみた。

2018.04.08

リーダビリティ(可読性)が高いゲームの例は、League of Legendsがわかりやすいだろう。上から見下ろすカメラで試合を追うため、いま何が起こっているのかがわかりやすい。また、キル数をやタワー数の表示もありどちらのチームが勝っているかも明確である(=リーダビリティが高い)。

逆に、オーバーウォッチは多種多様なアビリティを備えた12人のヒーローを追うカメラワークはわかりずらい。アビリティ(それぞれのキャラクターが使う技)に派手なエフェクトがついている。プレイヤーにとっては気分が上がる演出なのだが、観戦している方はごちゃごちゃして何が起こっているのか把握しずらい。

こういったように、観戦しやすいかどうかは、「アクセスビリティ」と「リーダビリティ」の2つの軸で評価することができる。

バトルロワイヤル系ゲームタイトルは観戦しやすいのか?

昨年、4大ゲームイベントの一つであるGamescomで、PUBGの大規模な大会が開かれた。DetonatorのShaka選手やStylishNoob選手、SPYGEA選手、Yamaton選手などの日本人選手が出場していたので、知っている人も多いだろう。

大規模な大会が開かれ、また新タイトルでも数々のチームが参入を発表され、未来が明るいバトルロワイヤル系ゲームだが、観戦しやすいのだろうか。

バトルロワイヤル系ゲームは、広大なゲームエリアの中にそれぞれのプレイヤーが散らばってから始まる。序盤は、武器やアイテムを確保するため敵のいない場所に行くことが定石だ。武器を手に入れたプレイヤーはより有利な場所に移動し、戦っていく。

こういったバトルロワイヤルの特性上、各所で戦闘が勃発する。そして、その戦闘を全てカメラで追いきることがむずかしい。Gamescomではそれを各ストリーマーが配信することによって補っていた。

観客は「試合をメインで放送しているチャンネル」と「ストリーマーの配信」を2つ見ていなければならなかった。

これは観戦しにくさを表している。つまり、リーダビリティ(可読性)が低いと言えるのではないだろうか。

随所で行われる戦闘をすべて追うことができず、ウォッチポイントを見逃す可能性が高い。これはどのバトルロワイヤル系ゲームの大会を見ても言える。

 

試合後半になるにつれリーダビリティが高まる

ただ、時間が経つと”ブルーゾーン”や”嵐”というシステムで戦闘エリアが縮小してくる。随所で行われてきた戦闘も一か所に集まってくるのだ。

戦闘が限られてくると見る場所も限られてくるので、観戦していても見やすくなる。

ここまでくれば、あちらこちらにカメラが移動することなく、おちついて観戦が楽しめる。

 

配信だからこそ、見やすさがある。

試合の後半にやっとリーダビリティが高まってくるバトルロワイヤル系ゲームだが、序盤の観戦はおもしろくない。大会運営者やゲーム内カメラマンが必死でウォッチポイントを探していくしかない部分ではある。

しかしながら、試合よりも普段のストリーマーの配信の方が楽しい、心地よさがある。つまりバトルロワイヤル系ゲームは、一人のプレイヤーの視点で見るからこそ面白いのだと感じる。

別にゲーム自体を否定しているわけではない。私もPUBGは200時間プレイしているほどめちゃくちゃ楽しんでいるし、ドはまりしている。

ただ、観戦しやすさという観点で考えると格闘系ゲームやMOBA系ゲームに比べるとやや劣るのがこのバトルロワイヤル系ゲームといえよう。

まとめ

最近人気を博しているPUBGやフォートナイトを例に、バトルロワイヤル系ゲームの試合での序盤の観戦しにくさを書いた。いくらストリーマーの配信によって人気があるゲームでも、eスポーツとして観戦するには少々難しい部分もある。

ここから言えることは、ストリーム配信とeスポーツでのゲームタイトルに差があるということ。ストリーマーによる配信が人気なゲームタイトルであっても、必ずしもeスポーツとして観戦しやすいタイトルにはならないだろう。

以上、チョコでした。

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